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2010年6月2日水曜日

インストールに必要なメディア

インストールメディア

CD

DVD

SPARC

・Solaris 10
Software CD(5枚)

・Solaris 10 Languages for SPARC Platforms CD(1枚)

・Solaris 10
Software DVD(1枚)

・Solaris 10 Languages for SPARC Platforms DVD(1枚)

x86

・Solaris 10
Software CD(5枚)

・Solaris 10 Languages for x86 Platforms CD(1枚)
・Solaris 10
Software DVD(1枚)

・Solaris 10 Languages for x86 Platforms DVD(1枚)

2010年5月30日日曜日

アップグレードインストール

アップグレードインストール

Solaris7~9がインストールされているマシンは2種類の方法でSolaris10にアップグレードすることができます。


スタンダードアップグレード
 既存のパラメータ設定が可能な限り保存されます。

ライブアップグレード
 既存システムのシステム・パラメータを一旦コピーして、コピーに対してスタンダードアップグレードを行う(オリジナルのインストレーションはそのまま残される)。

このライブアップグレードの特徴は、仮にインストール中に問題が生じてもリブートするだけで以前のバージョンに戻すことができることです。

イニシャルインストール

イニシャルインストール

OSがインストールされていないマシンの場合は、常にこの方法を選択する事になります。
また、旧バージョンのOSがインストールされているマシンの場合は、上書きでインストールを行います。

インストール要件(x86)

インストール要件
x86
メモリ     :推奨サイズは 256M バイト
         :最小サイズは 64 M バイト
        ※GUIベースでのインストールには384Mバイト必要
スワップ    :512M
CPU       :120 MHz 以上
ディスク    :2Gバイト

※x86とは、 Intel社が開発したマイクロプロセッサのシリーズ名。
主にパソコンのCPUとして使われています。
AMD社やCyrix社、IBM社などが互換プロセッサを製造してい
ます。

インストール要件(SPARC)

インストール要件
SPARC
メモリ     :推奨サイズは 256M バイト
         :最小サイズは 64 M バイト
        ※GUIベースでのインストールには384Mバイト必要
スワップ    :512M
CPU       :200 MHz 以上
ディスク    :2Gバイト

※SPARCとは、Sun Microsystems社のマイクロプロセッサの
シリーズ名です。
主に同社のUNIXワークステーションやサーバに搭載されて
います。

SCSA 310-202試験範囲

310-202試験範囲


○ネットワークの基本設定

* ブート時にネットワークインタフェースの構成を行う。MAC アドレス、IP アドレス、ネットワークパケットの監視・管理などの、ネットワークインタフェースの管理・制御を実行する。

* クライアント/サーバモデルについて説明し、サーバプロセスの制御を行う。



○仮想ファイルシステムおよびコアダンプの管理

* 仮想メモリについて説明し、シナリオに基づいた構成を行う。スワップスペースの管理を行う。

* クラッシュダンプとコアファイルの設定と管理を行う。

* NFS の機能について説明する。NFS サーバとクライアント上のファイル、デーモン、およびユーティリティについて理解し、構成・管理する。

* NFS エラーの原因追求と問題を解決する。

* AutoFS について説明し、管理を行う。オートマウントマップ(マスタマップ、ダイレクトマップ、インダイレクトマップ)を構成し、オートマウントを設定する。



○ストレージボリュームの管理

* RAIDの特徴、機能を説明し、検討する。論理ボリューム、ソフトパーティション、状態データベース、ホットスペア、ホットスペアプールなど、 SVM の基本コンセプトについて説明、分析する。

* 状態データベースを作成する。/(root)ファイルシステムのミラー化/ミラーの解除を行う。



○アクセス制御とシステムメッセージングの構成

* ユーザーへの権利プロファイル、ロール、および承認の割り当てなど、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) を構成する。

* RBAC構成ファイルを分析し、コマンドラインを使用してRBACを管理する。

* syslog機能の基礎について説明し、/etc/syslog.confファイルおよびsyslogメッセージを構成し管理する。



○ネーミングサービス

* ネーミングサービス(DNS, NIS, NIS+, LDAP )とネームサービススイッチファイルついて説明する。また、ネームサービススイッチファイルのデータソース、ステータスコードやアクションキーワードについて説明する。

* nscd の制御。getent コマンドを使用してネームサービス情報を参照する。

* インストール時にネームサービスクライアントの構成する。インストール後に、DNSクライアントの構成 及びLDAP クライアントの構成を行う。

* NIS ネームスペース、NIS ドメイン、プロセスおよび、セキュアネット、パスワードなど、セキュリティを含む NIS について説明する。

* NIS ドメインを構築する。NIS マップの更新、NIS マスタサーバとスレーブサーバの管理、NIS クライアントの構成を行う。エラーメッセージに基づいた、NIS サーバとクライアントのトラブルシューティングを行う。



○高度なインストール手順の実行

* 統合上の問題、Solarisゾーンの機能について説明する。また、ゾーンの種類、デーモン、ネットワーキング、コマンドスコープなどのゾーンに関するさまざまな概念の違いを理解し、計画に基づいてSolarisゾーンを作成する。

* ゾーン構成シナリオを前提として、ゾーンコンポーネントおよびzonecfgリソースパラメータを識別し、ファイルシステムスペースの割り振りを行う。また、zonecfgコマンドを使用してゾーンの対話式構成について説明し、ゾーン構成ファイルを表示する。

* シナリオを前提として、zoneadmコマンドを使用してゾーンの表示、インストール、ブート、停止、リブート、およびアンインストールを行う。

* ブートサービス、インストールサービスの確立方法、カスタムJumpStart の構成について説明する。

* sysidcfg 、rules、profile ファイルの作成、JumpStart サーバの構築、JumpStartソフトウェア使用したJumpStart の構成を行う。JumpStart ソフトウェアについて、設定、トラブルシューティング、問題の解決を行う。

* Flash アーカイブの作成及び、Flash アーカイブを使用したインストールを実行する。

* PXE インストール用に、インストールサーバとDHCPサーバを構築し、x86クライアントをブートする。

SCSA 310-200試験範囲

310-200試験範囲

○ソフトウェアのインストール

* SPARCおよびx86の両方のシステムの最小インストールなど、CD/DVDによるSolaris 10 OSのインストールおよびアップグレード時の、各オプションについて説明する。

* CD / DVDからOSのインストールを実行する。


○ファイルシステムの管理

* rootサブディレクトリ、ファイルコンポーネント、ファルタイプを含む Solaris のディレクトリ階層構造を説明し、ハードリンクおよびシンボリックリンクを作成、削除する。

* UFS ファイルシステム機能やデバイスの命名規則を含むディスクアーキテクチャーを説明する。

* prtconf および format コマンドを使ってデバイスをリストし、/etc/path_to_inst ファイルの重大な問題を説明し、再構成ブートを実行するか、devfsadm を使用してデバイスを再構成する。

* シナリオに基づいて、適切なファイル、コマンドやオプションを使用してディスクに正しいパーティションを設定し、ディスクセットや ZFS と関連するSMIラベルやEFIラベルを使用してディスクラベルを管理する。

* ディスクベースファイルシステム、分散ファイルシステム、devfsやSMFに関連するメモリファイルシステムを含めて、Solaris ファイルシステムを説明し、さまざまなオプションを使用して新しい UFS ファイルシステムを作成する。

* シナリオに基づいて、fsck を使用してファイルシステムの矛盾をチェック、解決し、コマンドライン(df、duやquot コマンド)を使用してファイルシステムの利用を監視する。

* ファイルシステムへのマウントおよびアンマウントを実行し、ボリューム管理を使用してマウントされたフロッピーディスクや CD-ROM にアクセスし、アクセスを制限し、ボリューム管理の問題をトラブルシュートし、ボリューム管理が無い場合のアクセス方法を説明する。

* コマンドラインインターフェースのコマンドを使用してパッケージ管理を実行し、パッチ管理の準備、patchadd および patchrm コマンドを使用したパッチのインストールや削除を含めて Solaris OS のソフトウェアパッチを管理する。



○SPARCおよびx86システムのブートとシャットダウンの手順の実行

* シナリオに基づいて、OpenBoot アーキテクチャ標準、ブートPROM、NVRAM、POST、アボートシーケンスや SPARC のシリアルポートへの表示を含めて、ブートPROM の基礎を説明する。

* シナリオに基づいて、x86 の BIOS 構成を含めて、起動のための BIOS 設定、アボートシーケンスや POST の表示を説明する。

* SPARC システムの基本ブートPROM コマンドを実行する。

* システムのブートデバイスの特定、カスタムデバイスエイリアスの作成や削除、NVRAM パラメータの表示や変更、応答しないシステムへの割り込みを含めて、システムのブートおよびシャットダウンの手順を説明する。

* サービス管理機能およびブートプロセスのフェーズを説明する。

* SMF またはレガシーコマンドおよびブートとシャットダウンの両方の手順をコントロールするスクリプトを使用する。

* x86 システムのブート動作の修正、GRUB ブートアーカイブの管理、GRUBベースのブート環境でのシステムのブートや応答しないシステムへの割り込みを含めて、GRUB (GRand Unified Bootloader)の目的、機能や特徴を説明する。



○ユーザーおよびセキュリティの管理の実行

* ユーザー管理を説明、実行し、ユーザアカウントや初期化ファイルを管理する。

  * 適切なコマンドを使用して、システムアクセスを監視する。

  * システムでユーザーを切り替え、root になり、su への試みを監視して、システムセキュリティを実行する。

  * ftp アクセスの制限やSSHの基本、並びに/etc/hosts.equiv や $HOME/ .rhosts ファイルの使用により、システムセキュリティをコントロールする。

* 所有者、グループのパーミッションや特殊なファイルパーミッションの使用により、ファイルのデータへのアクセスを制限する。



○ネットワークプリンターとシステムプロセッサの管理

* クライアントおよびサーバーの設定、LP プリントサービスの起動と停止、出力先プリンターの指定や LP プリントサービスの使用を含めて、プリントサービスを設定、管理する。

* プロセスの表示、凍結プロセスの解消、およびコマンドラインを使用した一度または定期的なコマンドの実行によりシステムプロセスをコントロールする。



○システムのバックアップと復元の実行

* シナリオに基づいて、スケジュールされたバックアップのためのストラテジーを立案し、適切なコマンドを使用してアンマウントされたファイルシステムをバックアップする。

* 通常のファイルシステム、/usr ファイルシステム、/(root) ファイルシステムのリストアや対話型リストアおよび増分リストアを含めて、適切なコマンドを使用してファイルシステムのリストアを実行する。

* UFS スナップショットの作成やスナップショットファイルのバックアップの実行により、マウントされたファイルシステムをバックアップする。

* UFS スナップショットからデータを復元し、UFS スナップショットを削除する。

OS(カーネル)とシェル

OSとはファイルやCPU・メモリ等のコンピューターリソースを制御及び管理するソフトウェアで、大きくカーネルとシェルに分けられます。
カーネルとはOSの中核となる部分で、システムのリソースを管理し、ハードウェアとソフトウェアの制御や管理をします。
シェルとはOSの機能の一部で、ユーザーからの操作を解釈してカーネルに伝え、プログラムの起動や制御・実行結果をユーザーに返すプログラムです。コンピューターを使用したいユーザーとハードウェアを仲介するのが主な役割になります。

Solaris10ではGUI環境も充実していますが、コマンドベースで業務を行いますので、コマンドをしっかり把握しておく必要があります。

Solaris とは

Solaris(ソラリス)はサン・マイクロシステムズによって開発され、UNIXとして認証を受けた商用サーバーOSです。

UNIXとして認証を受けているため、POSIXやFilesystem Hierarchy Standard(FHS、ファイルシステム階層標準)に準拠しています。また、コマンドも他のUNIX(Linux)と似ている部分が多いので、覚えてしまえば他のUNIXでも応用できます。

動作が非常に安定しているため、日本では官公庁や大手企業の基幹システムで使用されていることが多いようです。

SCSA試験概要

Sun Certifid System Administratorの略で、SunmicrosystemsによるSolarisシステム管理者の認定試験です。

SCSAはSolaris のリソースに関するシステム管理の知識を認定する資格です。Solaris のシステム管理や、ネットワークサーバの管理を任されている技術アプリケーション・サポート要員の方に適した資格です。

試験はPartIとIIに分かれており、両者に合格すると資格が取得できます。

2010年4月22日木曜日

SCSAを受験することになりました

まだいつ受験するかは決まっていませんが、SCSA solaris10を受験することになりました。
このブログでは、受験するに当たり勉強したことを備忘録的に記載することにします。
参考になること、ならないこと、むしろ参考にしてはいけないことも多々あると思いますので、参考にされる方はご注意ください(苦笑)